美術教育専修の365体育投注_365体育网址院生が京都国立近代美術館の所蔵品の触察ツールを作成しました。これは、平成29年度から京都国立近代美術館が文化庁助成事業として取り組んでいる活動の一環で「さわるコレクション」と呼ばれています。本学では美術教育専修の365体育投注_365体育网址院生が昨年の３点（浅井忠「編み物」、福田平八郎「竹」、河井寛次郎「打薬扁壺」）に引き続き、新たな３点（写真左から、上野リチ「壁紙　そらまめ」、川端龍子「曲水図」、八木一夫「距離」）の作成に協力し、完成しました。

　「さわるコレクション」は、作品の写真と作者名、制作年等の基本情報を印刷した紙製ファイルの中に、作品の内容をさわって確かめることができる図（触察シート）、そして、作品の色味や構図、つくり、感じ取れる内容等、鑑賞の手がかりを織り込んだ文章を点訳してエンボス印刷した「点字シート」が入ったツールです。制作過程では視覚障害がある方々からも沢山のご意見やアドバイスをいただきながら、何ヶ月もかけて修正を重ね、仕上げていきました。完成した「さわるコレクション」は３点をリングで綴じて、全国の盲学校とライトハウスへ発送し、昨年より、使用された方々からの感想や盲学校からの問い合わせ等も届き続けています。

　昨年作成した「さわるコレクション」の記事についてはこちらからご覧いただけます。

▲作成した学生と作品