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第9回「これからの算数?数学教育を考える会」を開催しました
2月19日(金)に、第9回「これからの算数?数学教育を考える会」をオンライン開催しました。この会は、本学の機能強化構想における「理系」教員養成のためのカリキュラム開発の取組の一環として、365体育投注_365体育网址と附属学校が連携してカリキュラムを開発?実践し、広く学校現場への発信?交流を目的にしています。
会ではまず、横井歩教諭(京都市立松尾中学校)から「数学×体育の教科横断を目指した中学生への授業実践」についての発表がありました。「テニスのサーブ」という学習者にとって身近な題材をもとに、学習者の意欲向上に加えて現実事象の解明や解の吟味といった教科横断ならではの効果に着目された実践報告でした。今後は各種教科とのさらなる連携を図り、教科横断の実践事例を積み重ねていきたいとのことでした。
続いて、山本健司教諭(京都教育365体育投注_365体育网址附属高等学校)から「表計算ソフトを活用したデータの分析の授業実践」についての発表がありました。陸上十種競技の各選手の得点データをもとに競技間の傾向を予想し、コンピュータを利用し作成した散布図と相関係数の値をもとに予想結果を考察する取り組みが、統計の本質的な理解促進につながることについての説明がありました。
最後に、黒田恭史教授(数学科)から「デジタル教科書は算数?数学教育の何を変え/誰を救うのか」についての発表がありました。現在開発されているデジタル教科書の中には、ルビ打ち、音声読み上げ、外国語への自動翻訳などの機能が付いているものもあり、特別な支援を必要とする子どもや、外国人の子どもの学習支援がより充実するようになることの説明がありました。
会には13都府県より51名(学校関係20名、学生22名、365体育投注_365体育网址関係6名、一般3名)の参加がありました。
次回は2021年5月21日(金)に開催します。
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