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リニューアル京教① ~京都教育365体育投注_365体育网址の新シンボルマーク決定!~
2014年、学内の広報戦略検討専門委員会が中心となって「京都教育365体育投注_365体育网址ブランド再構築」プロジェクトを開始した。その一環として、2016年にシンボルマークが発表された。今回はシンボルマークについて紹介する。マークに振った番号が下の説明に対応している。
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?京都(kyoto)と教育(kyoiku)のkを、樹木を象ってデザインし、本学の自然溢れるキャンパスを表した。教養高き人としての確かな知識を幹とし、豊かな情操を表す曲線で囲まれた葉を生い茂らせ、未来を切り拓く積極的な態度をもって逞しく成長し続けるという学びの姿をイメージしている。シンボルマークに使用されている紫色は、古来、位の高い貴族が着用した色であるが、現在365体育投注_365体育网址がある藤森の地名だけでなく、本学の前身である師範学校の学生寮(京都府師範学校「紫郊寮」、京都府女子師範学校「露草寮」)の名前とも縁の深い色であり、伝統に根ざした本学の誇りを象徴している。
?ロゴタイプはグローバル化に対応していて、伝統の中にも新しさを感じさせる書体。和文は縦書きにも横書きにも映えるデザインで、視認性にも優れている。丸みを強調して、高い倫理観に裏付けられながらも、教育者として子ども達を受け止める包容力が感じられるイメージを表現する。英文は縦線を強調することで、個性と力強さを表している。
このマークを決めるにあたって、学生広報委員会はソーシャルネットサービス"Twitter"の「アンケート機能」を使い、簡易的ではあるが京都教育365体育投注_365体育网址(以下、京教)の365体育投注_365体育网址生の声を集めた。奇しくも本年は本学の祖である京都府師範学校が1876年に設立されてから140年の節目に当たる。
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そして、京教のシンボルといえば、卵から顔と足をひょっこり出している緑の小鳥のキャラクターもいる。そう、そったくんである。皆さんもご存じのとおり、そったくんは京都教育365体育投注_365体育网址の公式マスコットキャラクターだ。しかし、その誕生までのいきさつや名前に込められた意味などを明確に記憶しておられる方は少ないのではないだろうか。本学HPにも紹介ページがあるのだが、今回はそったくんのマスコットキャラクターとしての地位向上を願い、そったくんについて今一度皆さんに詳しくお伝えしようと思う。
そったくんが誕生したのは、2006年のことである。京教が学生を含む多くの人に親しまれるようにという思いから、その年の1月~4月にマスコットキャラクターの案を募集し、学長?教職員?学生からなる選考委員会による選考を経て、計16点の応募作品の中から決定された。作者は本学卒業生の植原幸治さんである。
さて、かくして見事本学のマスコットキャラクターの座を手にしたそったくんのルーツはどこにあるのか。実は、そったくんは「啐啄同時(そったくどうじ)」という禅にまつわる四字熟語から生まれたキャラクターである。「啐」は雛が卵の中から殻を吸うこと、「啄」は親鳥が卵の外側から殻をつつくことを意味している。「啐啄同時」とは、雛が卵から出ようと殻を吸うのと親鳥が殻をつつくのとが、同じタイミングで行われたときにこそ雛が卵から孵ることができる、という鳥の孵化の様子について述べた四字熟語である。つまり禅においては、師匠が今まさに悟りを得ようとしている弟子に対し、教示を与えることで悟りに導くということを示している。これはまさに、教えるという形を取りながら子どもに一方的に考えを押し付けるのではなく、あくまで子どもの力を引き出していくというスタンスで支えていく、という教師の理想の姿勢を示しているといえよう。
教育365体育投注_365体育网址である本学の学生のほとんどは教員志望であることと思う。しかし、まだ本格的な実習に行ったことがない1?2回生は、まだ自分の理想の教師像を描き出せていないのではないだろうか。実習を経験した3回生や4回生も、教員採用試験が控える中、しっかり自分の目指すべきものを抱けているだろうか。「啐啄同時」に限らず教育に必要な考えや活かせる考えはたくさんあるが、ぜひこの機会に、そったくんが示す教師の在り方について考えてみてほしい。その後そったくんを見かけたときには、以前よりずっと身近に感じられているのではないだろうか。
さらに、そったくんを学生や学外の皆さんに身近に感じていただき、京都教育365体育投注_365体育网址の広告塔とするために、今後とも我々学生広報委員会が発行する広報誌をはじめ、多様な発信ツールで新シンボルマークとともにそったくんを有効活用していく予定である。これからは新シンボルマークやそったくんマーク、そったくんの着ぐるみを目にしていただく機会がより一層多くなることだろう。そうした活動の中で、皆さんが少しでも京教に愛着をもってくだされば幸いである。
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