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地域の人々が集い地域を豊かにする学校を目指して(附属特別支援学校)
附属特別支援学校副校長 髙岸 正司
新学習指導要領が公示され、その中で「社会に開かれた教育課程」を実現することが述べられています。本校は、自然豊かな学習環境に恵まれ、その学習環境を生かしながら、地域連携を進めてきています。その取組について、紹介します。
子育て支援「かめっこひろば」
地域の社会福祉協議会と連携し、子育て支援「かめっこひろば」を本校において、一月に1~2回、実施しています。校内に「かめっこひろば」用の花壇や畑があります。芋掘りや人形劇等で、本校児童生徒との交流も行っています。学校散歩の際は、本校生徒が作った遊具で子どもたちが遊ぶ姿も見られます。「この学校に来ると、ほっとします」との保護者からの感想がなによりの評価です。
子ども食堂
近年、話題になっている貧困家庭や孤食の子どもたちに無料や安価で食事を提供する「子ども食堂」を、地域との連携により、年に2回本校で実施しています。本校のよさを生かした「そーめん流し」が名物で、地域から集まった子どもたちと保護者が参加者です。子どもたちと竹山から竹を切り出し、割り、節抜きをし、設置します。流れてくるそうめんを箸で取って食べていると、話も弾みます。今年は、果樹園のブルーベリーが豊作で、子どもたちと採って、竹に流して食べました。遊び心いっぱいの「子ども食堂」です。
最後に
附属学校だからできる機動力と柔軟性に富んだ多様な地域連携の模索。「地域に附属学校があってよかった」と地域の方に感じてもらえることが大切です。地域のニーズを捉え、学校資源を活用し、地域の方が気軽に学校に足を運んでいただき、地域と学校が協働で学校作りを進めていける(コミュニティ?スクール)ように、今後も取組を進めていきたいと考えています。
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