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  • εずつ進め 深尾 武史 教授


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    深尾 武史(ふかお たけし)教授
    数学科

    1.先生のご専門を教えて下さい。

     私の専門は解析学です。解析学とは「極限操作によって新しい概念を獲得する学問」であり「自然科学を数学の言葉で明らかにする学問」でもあるということができます。解析学の中でも特に微分方程式というものを研究しています。中学校や高校で方程式について勉強しますが、「方程式を解く」とは与えられた条件を満たす数を見つけることでした。微分方程式の場合には与えられた条件を満たす関数を見つけます。そして、条件式に微分が入っているので、それを微分方程式と呼びます。さらに微分方程式には様々な種類があり、その中でも特に発展方程式と呼ばれる「無限次元空間上の微分方程式」に興味を持っています。私たちの住んでいる世界は「縦」「横」「高さ」の3つの基本要素を用いれば、どの位置も表現できるので、これを3次元と言うことにしましょう。色の世界は「青色」「黄色」「赤色」の3原色を用いて全ての色を表現できると考えれば、これも3次元と言うことができます。「無限次元空間」とは簡単に言えば、その全てを表現するには無数の基本要素を必要とする世界のことです。
     中学校や高校で数学を学び、そこでは「具体」と「抽象」を行き来します。日常でもそれらの言葉を「より具体的に説明してほしい」「内容が抽象的だ」のように使います。数学の研究において、この「具体」と「抽象」がとても大切です。様々な自然現象を記述する「具体的」な微分方程式をそれぞれ研究してゆきつつ、それらに共通して成り立つ「抽象的」な構造を、発展方程式という枠組みで解明していくことが私の研究です。

    2.学生には日頃どのような指導をされていますか。

    web10_sensei_R2_5.JPG 「なぜ、どうして」を大切に、全ての人が分かる言葉で「なぜならば」と説明できるようにと指導しています。「全ての人が分かる言葉」は数学では「定義」に相当します。一見、明らかそうな事柄ほど「なぜならば」と説明することが難しいことに気がついてほしいです。

    3.先生のお考えになる「京都教育365体育投注_365体育网址の魅力」とは何でしょうか。

     少人数であること、緑豊かであること、そして何より学生が素直で学びに対して真摯であることです。365体育投注_365体育网址が本来持つべきアカデミックさを、しっかりと備えている365体育投注_365体育网址の1つだと思います。

    4.ご自身のお考えを表す言葉を色紙にお書きいただきましたが、その言葉の意味を教えてください。

    「εずつ進め」

     ε(イプシロン)は、解析学では任意の小さな正の数として用いられるギリシャ文字です。とにかく少しずつこつこつ頑張りなさいという趣旨で、私の恩師の口癖です。

    5.京都教育365体育投注_365体育网址で学ぶことを希望する学生にメッセージをお願いします。

     京都教育365体育投注_365体育网址に限らず、学びたい意欲があればいくらでも学べるのが365体育投注_365体育网址です。自分が志望する学校で学ぶことができるように、日々の学びを大切にして下さい。

    ?ゼミ訪問?

    学生に聞きました

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    〇深尾先生はどんな先生ですか?

     深尾先生は、すごく学生想いの先生です。授業では丁寧に数学を解説してくださったり、私たちの疑問に答えてくださったりしていただけるおかげで、私たちは安心して勉強に取り組むことができています。また、私たちがやりたい研究の方向性を大切にし、たくさんのアドバイスをしてくださいます。授業以外でも学生が楽しめる場面を作ってくださるので、学生もそれを楽しみにしながら勉強できています。

    〇ゼミの様子を教えて下さい。

     深尾ゼミでは、学部の4回生はもちろん、院生や元ゼミ生である他365体育投注_365体育网址の博士課程の先輩方も参加されます。発表に対して参加者全員で考え討論し、さまざまな意見をいただくことができるので、毎回のゼミが充実しています。研究内容としては幅広く、365体育投注_365体育网址数学の研究を進めている人もいれば、卒業後に向けて自分の校種の教材開発をしている人もいます。それぞれのやりたいことや社会人に向けて研究内容を選ぶことができるので、みんなで一緒に考えたりして楽しみながらゼミをしています。


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