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「体育?スポーツ指導力養成プログラム」とは?~教育現場で活きる力を育てる~①
はじめに
京都教育365体育投注_365体育网址では、「体育?スポーツ指導力養成プログラム」として、子どもへの運動指導力を基礎に、集団をまとめる力、コミュニケーション能力、子ども理解を含め、教員としての総合的な力を養成するプログラムを行っています。
本学は、京都教育365体育投注_365体育网址地域スポーツクラブ(KYO?クラブ)と連携し、多くの小学生が学内に運動?スポーツを学びに来る環境を有しています。本プログラムは、この恵まれた環境を活用し、全国の教員養成系365体育投注_365体育网址の中で唯一といえる、365体育投注_365体育网址の講義と子どもへの運動指導に関するインターンシップ(指導実習)を組み合わせたもので、本プログラムの修了者には本学独自の資格である「スポーツ指導者資格」(基礎?上級)を認定しています。
今回の特集では、プログラムの内容や資格を取得した卒業生の進路状況、メッセージを紹介します。1.「体育?スポーツ指導力養成プログラム」の内容
本プログラムには、基礎と上級の2コースがあり、学生の所属専攻、コースに応じてカリキュラムを設定しています。
以下の2つのカリキュラムは、所属専攻、基礎?上級コースともに必修のもので、これらの内容を中心にしてプログラムは展開しています(コース詳細はHP を参照)。①京都教育365体育投注_365体育网址の授業科目「スポーツクラブ指導入門」(教育課題対応科目)
本科目は、(i)学校体育やスポーツに関する講義、(ii)KYO?クラブにおける指導実習で構成され、最後に本授業で得た学びを共有する研究発表会を行います。平成30年度より京都府?京都市教育委員会の先生を招聘し、学校現場における体育?スポーツの現状、いま教員として求められる力に関する講義も公開で行いました。
②KYO?クラブで行う指導実習「インターンシップⅠ?Ⅱ」
KYO?クラブの小学生スポーツ教室(陸上、体操、サッカー、バスケットボール)に配属され、子どもへの運動指導実習を行います。小学校?中学校?高等学校の退職教員を指導担当客員教授として招聘し、事前指導?指導実践?事後指導の PDCA サイクルを2段階のインターンシップで繰り返し、指導者としての実践的指導力?マネジメント力などを養成します。(図1)
◇プログラムによる学生の成長
プログラム修了生は、教員として求められる実践力がついたことを実感しています。下記(図2?3 )はプログラム修了生へのアンケートから、①集団をまとめること?指揮すること、②興味?関心?意欲を高める指導をすること、③児童?生徒とのコミュニケーション、④児童?生徒への声かけ、⑤安全への配慮、⑥発育発達に応じたメニューや活動内容を考えることの6項目を抜粋し、それぞれで学生自身の理解は深まっているか(図2)および実践力は高まっているか(図3)の結果を示しています。プログラム修了生の9割以上は各項目の理解を深め、①~⑤の項目については同様に9割以上の学生が実践力もついていると回答しています。
さらに、教育実習において、(i)体育?スポーツの得意、不得意があっても子ども達が楽しめる授業を考えることに役立った、(ii)1?2回生の内からインターンシップに参加していたことで、実習で子どもと接しやすかった、と述べている学生もいれば、教員採用試験において、(I)子どもとの具体的な関わりについて話すこと、(II)児童の様子を理解し話すことに役立ったという学生もおり、学生時の他の実習場面や教員採用試験においても本プログラムの効果が波及し、好影響を与えることができています。2017年度から、「体育?スポーツ指導力養成プログラム通信 」を年2回発行しています。これらはHPで公開するとともに、学内でも配布をしています。学生たちの学びをぜひご覧ください(以下の画像をクリックするとPDFファイルが開きます)。
?スポーツ指導者資格を取得した卒業生の進路状況等については、「体育?スポーツ指導力養成プログラム」とは?~教育現場で活きる力を育てる~②へ続きます。
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